ビジネスを強力に推進するための欠かせない武器に 安定したサーバー運用を可能にした Edge Beagle シリーズ他
Webサイト制作を中心に、ホスティング事業やネットワーク事業を展開している有限会社ディーインクリエイティブ。サーバー構築からWebページ作成、ネットワーク運用やメンテナンス保守など、統合的なWebサイト構築サービスを提供しており、各分野の専門家を社内に抱えることで顧客への一貫したサービスが可能な体制を整えている。そんな同社が展開するホスティング事業やネットワークを含めたサーバー環境のインフラに選ばれているのが、株式会社エーティーワークス(以下ATW)の省スペース省電力1/4Uサーバー「Edge Beagleシリーズ」や1/2Uショートレングスサーバー「radservシリーズ」、透過型ファイアウォール「Secure Beagle」だ。
大手のサポート力に不満、対応力のある優秀なベンダを希求
Webサイトを構築するためには、サーバーの手配をはじめ、デザイン会社によるWebサイトの設計制作、ネットワークインテグレータによるネットワーク設計や構築、さらにMSP事業者などに委託する運用管理作業など、顧客自身で様々な環境を用意する必要がある。これらWebサイトに関わるすべての業務を一手に引き受けることで、多くの顧客から支持を集めている同社。「それぞれの専門家を社内に抱えることで、品質の高いサーバーインフラを提供することが当社の強みとなっています。」と語るのは代表取締役の山城 健氏だ。特に、顧客向けの強固なシステムインフラを構築するためには、安定したサーバーは欠かせないものとなっている。
このサーバーに関しては、以前は顧客の要望に応じたベンダの製品を手配していたが、サポート面や品質の面で課題を持っていたという。「高額なサポート費用を要求するわりには、こちらからの問い合わせについて適切な答えが返ってこないことも少なくありません。」と山城氏は当時を振り返る。例えば、内部的な冗長化によって継続的な稼働を実現するFTサーバーを運用していた際に障害が発生したことがあったというが、最終的な原因の特定に至らないケースがあり、サポート能力に疑問を持った経験があると山城氏。専門家が在籍する同社だけに、高度な問い合わせに対応できる環境がベンダ側に整っていなかったのだ。さらに、OSのバージョンやオープンソースにて提供されるアプリケーションなど、個別対応してもらえない場面が多く、杓子定規に対応範囲を決めてしまう大手ベンダの対応に疑問を感じていた。そんな中、社内検証用サーバーを探していたときに偶然出会ったのが、大手ベンダーには無い柔軟な対応が出来るATW社の、省電力、省スペースサーバだった。
ホスティング事業に不可欠な筐体サイズ、消費電力が魅力
「検証用のサーバーだったこともあり、とにかくコストを抑えた製品を探していました。手頃で導入しやすい金額に驚きを隠せませんでした。」と山城氏。さっそく数台を検証用として購入したところ、過不足なく動作したという。「品質的にしっかりとチェックされている印象があり、当社のホスティング事業でも活用できる、大手ベンダにはない十分な品質のサーバーが新たに手配できると考えたのです。」
また、ラックあたりの容量や消費電力はホスティング事業における重要な要件の一つ。ATWのサーバーには、同社のビジネスを強力に推進する上でも大きなメリットがあったという。「顧客へ最適なコストで提供するためにも、当社の設備投資を可能な限り抑えることが重要です。あるベンダの製品では、ラックに8台程度搭載しただけで、スペースは空いているのに消費電力がラックの許容量を超えてしまうものもあります。可能な限りスペースを効率的に、かつ消費電力の少ないサーバーが必要なのです。」その点、ATWが提供している1/4Uサイズ「Beagleシリーズ」や1/2サイズ「radservシリーズ」であれば、他社に比べて倍以上のラック収容が可能だと山城氏。ATWのサーバーが高い投資対効果をもたらしている状況となっている。
また、ホスティング事業を展開するためには、そのネットワーク設計も重要なポイントになる。今ではギガビットのネットワーク帯域が要求されている時代であり、そのためにネットワーク機器もギガビット対応されたものが当然必要になってくる。そこで活躍しているのが、透過型ファイアウォール「Secure Beagle」だ。「ネットワーク部分の冗長化も簡単に行うことができ、以前の100Mbps帯域のファイアウォールと同等の価格で高帯域のファイアウォールを手配することができました。Webインターフェースによる簡単設定で、運用管理も容易になっています。」と山城氏は高く評価している。
安定運用と豊富なラインナップがビジネスの新たな武器に
現在は、顧客のWebサイトや社内イントラネット、映像系のストリーミングサーバーなど様々な用途に同社のホスティングサービスが活用されており、そのサーバーとしてATWのサーバー群が動作している。初期不良や故障に悩まされていた他社サーバーに比べて、トラブルなく安定した運用を実現していると山城氏は満足げだ。
また、安定した運用を支えるためには、運用管理や日々のメンテナンス作業が欠かせないものになるが、保守性の高さも評価ポイントに挙げている。「Beagleシリーズやradservシリーズは、すべて前面にケーブルが集中しているため、わざわざ前後に移動して作業する必要がありません。現在はラックの背面にサーバーを設置していないため、作業スペースも十分に確保できています。また、2Uのサーバーなどは数人がかりで設置せざるを得ませんでしたが、筐体サイズが小さいATWのサーバーであれば増設なども容易です。」さらに、早い段階からIPMIなどリモート管理のための機能が標準で備わっていることで、同社がMSP事業者として行っている運用保守サービスに役立っていることも大きなメリットとなっている。
同時に、製品ラインナップが豊富に用意されていることで顧客のニーズにあわせた提案が可能となっており、同社の武器の一つとして多いに活用しているという。「サーバーはもちろんのこと、例えばロードバランサの高額なサポート費用に悩んでいる顧客にATWの安価なロードバランサをオススメするなど、幅広い選択肢を提示できるのは大変魅力的です。有償サポート費用が必要なOS以外にも、ATWが標準でCentOSをサポートしていることで、予算規模やシステム規模に応じた柔軟な選択が可能です。ビジネスの機会損失を減らすことで、事業に大きく貢献できるインフラ作りに一役買っています。」と高く評価している。
相互に補完しあえる強力なパートナーシップへ
今後について山城氏は「Webに特化している当社の事業を支えるインフラとして、今後も積極的に利用していきたいと考えています。」と語る。幅広いラインナップをフルに活用し、さらなる顧客獲得につなげたいと意欲的だ。また、ATWが提供したサーバーの運用保守やサーバーそのものの販売など、ビジネスパートナーとして相互に補完しあえる関係作りを積極的に推進していきたいと今後の抱負を語っていただいた。
有限会社ディーインクリエイティブ
所在地
東京都品川区南品川1-2-6 共進化工ビル3F
代表者
代表取締役 山城 健
事業内容
Webサイト制作を中心に、ホスティング事業やネットワーク事業を展開。サーバー構築からWebページ作成、ネットワーク運用やメンテナンス保守など、統合的なWebサイト構築を一貫したサービスとして提供可能。
URL
http://www.d-in.jp/